釣割

釣魚図鑑

イシダイ

スズキ目 イシダイ科

本州から台湾までの沿岸とハワイにも分布する。底の荒い岩礁帯や魚礁などにもよく棲みついている。石鯛は磯底物釣りのメインターゲットになり、60cmオーバーが大物の目安とされている。釣り方としては、遠投釣り、宙層釣り、カカリ釣りが主流。最大全長80cmほどの大きさにまで達する。イシダイが幼魚の際は小さな甲殻類やプランクトンを食べ、成魚になるとウニやヤドカリを食す。顎(アゴ)と一体になった強靭な接合歯をもち、成魚はサザエなどの殻もバリバリと噛み砕く力を持つ。旬は秋の大型肉食魚で、食用としても人気が高い。だが、全長40cmをこえる大型なイシダイになると味が落ち、シガテラ中毒の危険もあるので注意が必要である。またイシダイは獲物をより好んで捕食すると言われている。旬は春から秋だが、産卵期である春から夏にかけての時期は少し味が落ちる。

形態

典型的なタイの体型をシているが、各ヒレが発達しており体高が高く、体色が銀色の光沢を残した灰黒色であることが特徴的。イシダイが幼魚から若魚の間は、黒帯のようにはっきりした横縞が7本あるが、老成したオスはこの縞が消え吻(ふん)と呼ばれる口の周りの部分だけが黒くなるので、クチグロと呼ばれる。メスは少し横縞が薄くなるが消えてしまうことはない。釣り人はイシダイのオスを銀ワサ、メスを本ワサと呼び分けている。サザエなどを噛み切る接合歯を持ち、その歯は欠けたり脱落したりしても新しく生えてくる。

食味

旬は春から秋にかけてで、食べるには全長40cmまでのあまり大きすぎないイシダイが良いとされている。クセのない白身の魚で味は美味いが、皮目の部分に磯の香りを感じることがある。身がしっかりとかたく食感がいいため、刺身や洗いがお勧め。イシダイのカマには脂がのっているので塩焼きにしても絶品。身が引き締まっているので鶏肉のような食感も楽しめる。その他、煮付けや皮の湯引きは最高の酒の肴に。

釣種

釣り船,磯,防波堤,海釣り公園,釣り堀,筏・カセ,ボート

釣場

沖合,内湾,岩礁,防波堤,河口

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,琉球列島