釣割

釣魚図鑑

シイラ

スズキ目 シイラ科

世界各地の温帯・熱帯海域で見られる。外洋表層を群れを作って遊泳する。流木や流れ藻などにつき、春から夏は北上し、秋から冬は南下する。この行動は季節回遊と呼ばれる。成魚になるとマアジやカワハギ、マイワシなどを捕食するが、ときに共食いをすることもある。魚食性でゲームフィッシュとして人気が高い。活イワシを使ったエサ釣りや泳がせ釣り、一本釣りなどが面白いとされる。日本ではあまり市場には流通しないが、ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、高級魚とされている。流木や船について遊泳するような習性を持つ。旬は夏で、産卵期は春から秋にかけてである。寿命は4~5年程。日本各地に様々な地方名を持つ。

形態

体は平たく細長い。体高は高いが、背中部分の盛り上がりはない。体色は背側は濃緑色、腹側は金色。全身の体表には青っぽい小さな斑紋がある。この斑紋はシイラが興奮状態になると黄金色に輝く。しかし、死ぬと体色は急激に色彩を失いわずか数分で黒っぽくなってしまう。体表は円型の小さな鱗で覆われている。オスは成長すると前頭部が張り出して四角形のような形になるが、メスは角張ったりせず卵型のままである。背ビレは頭部から尾の直前まで、背のほぼ全面に及ぶのが最大の特徴である。尾ビレは深く切れ込み二叉になっている。体長は最大2m、体重は40kgほどまで達する。

食味

鮮度が落ちるのが早く、水っぽくなる。しかし新鮮なものの刺身はタイと肩を並べるほどの食味と言われており、程よい脂ののりと淡白でもっちりとした食感を堪能することができる。赤身魚として扱われているが、マグロのように鮮明な赤色の身ではなく桜色のような淡い色である。クセはない。照り焼き、バター焼き、フライなどが定番。味噌漬や粕漬けにする地方もある。煮付けにしても美味しくないわけではないが、脂がさほど多くなく淡白なのであまり向かない。油との相性が良いので、ハワイではフライやソテーに調理され、ハワイの名物料理の一つとなっている。その他にはサンドイッチの具材などにも利用される。フィリピンや台湾などでも重要な食用魚として扱われている。

釣種

釣り船,磯,防波堤,ソルトウォータールアーフィッシング

釣場

外洋,沖合,岩礁,防波堤

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,琉球列島