釣割

釣魚図鑑

アカアマダイ

スズキ目 アマダイ科

本州中部以南~南シナ海あたりに分布しており、水深20~160mあたりの砂泥底に巣穴を掘って棲む。巣穴自体は単独で作るが、集団で周辺一帯に固まって生息しており、泳ぎ回る際も、行動の範囲は海底から2mの範囲までと言われている。小さな甲殻類や多毛類などを捕食している。国内の沿岸でとれるアマダイ3種(シロアマダイ、キアマダイ、アカアマダイ)のなかでもっとも漁獲量が比較的多い。高価なアカアマダイは魚類中最上級の値段となる。京都で「グジ」と呼ばれることで有名であり、京料理に必要とされている食材である。 産卵期は秋から冬にかけて。

形態

体は細長く平たい。頭部はアマダイ属特有のデコから目を角にして角ばった形をしている。アカアマダイの体色はピンク色で腹は白く、目の下はややオレンジ色で、眼の後ろに三角形の銀白色斑があるのが特徴的。側面中央部分に赤もしくは赤黄色の横縞が散らばっている。1歳で16~19cm、2歳で22~23cm、3歳で25~26cm、4歳で30cmほどの大きさに成長する。雄の方が大きく成長する傾向があり、最大60cm弱、メスは大きくても40cm程の大きさにしかならない。

食味

旬は秋から春。市場に多く出回る盛期は8月から12月にかけてで、1月や2月はあまり市場では見かけない。アカアマダイは柔らかい白身で甘みが強く上品な味が特徴の高級魚だが、品質の劣化が早い。身が柔らかいため、刺身にするならコブ締めがおすすめ。焼き物や蒸し物にしても美味しい。小さいものよりも大きいアカアマダイの方が美味しいと言われる。「ひとしおグジ」の若狭焼き、京の西京漬けは有名なアカアマダイの料理である。肉はやや水っぽく崩れやすいので、水分を抜いて調理をする、味噌漬けや干物にすると、甘みのある独特の香ばしさを放ち美味しい。

釣種

釣り船,投げ,ボート

釣場

沖合,内湾,砂地

生息域

南日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,琉球列島