釣割

釣魚図鑑

イトヨリダイ

スズキ目 イトヨリダイ科

奄美諸島や沖縄諸島などの琉球列島をのぞく南日本に分布している。水深40~250mの砂泥底にすむ。死後も体色があせないが鮮度が良いときはエラブタの後部の側線に小さな赤い班がある。主に船の底釣りの外道だが、場所によっては投げ釣りにも掛かる。イトヨリダイは全長が平均25~40cmほどで、小魚や甲殻類(特にエビやカニ)を捕食する肉食性の魚。西日本エリアでは釣りのターゲットとしても人気であるが、一般的な市場やお店ではめったに見かけない高級魚である。産卵期は春から夏頃で、旬の時期が秋から冬頃。寿命は3~4年ほど。

形態

体形はやや細長く、体色はマダイよりも、腹部が淡いピンク色で背側は青みも混じったような濃いピンク色である。背ビレと臀ビレに2本ずつ黄色線がある。また、エラブタの後部の側線に小さな赤い班がある。尾ビレの上縁は6~8本の黄色で糸状に長く伸びる。ソコイトヨリと似るが、尾ビレが深く二叉になっており、尾ビレの上側から黄色の糸状が長く伸びているというイトヨリダイの特徴をもとに見分ける。全長は40~50cmほどに成長する。

食味

旬は秋から冬頃で、くせのない桜色をした白身魚。和風や洋風のさまざまな料理に向いている万能な魚である。皮目までも美しいことから料理店などでは高級魚として扱われている。イトヨリダイは身がやや柔らかめで味は繊細である。加熱処理しても硬く締りにくい為、煮付けにはあまり向かない。うま味は身と皮の間に多いので刺身として食べる場合は皮と一緒に食べるのがお勧め。さらに身は非常に淡白で、脂が少なく高タンパク質でアミノ酸がたくさん含まれている。鱗は薄く取りやすいが骨は細くて硬いので調理するには高い技術が必要とされる。

釣種

釣り船,投げ

釣場

沖合,内湾

生息域

南日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海