釣割

釣魚図鑑

アカメ

スズキ目 アカメ科

本種は日本固有の種類である。静岡県浜名湖~鹿児島県に生息するとされていたが、現在は高知県、宮崎県、鹿児島県で生息が確認されているのみになってしまっている。幻の魚とも呼ばれているほど生息数は少なく、日本三大怪魚とも言われる魚種である。レッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されている。貪欲な魚食魚で、優に1mを超えるまで成長する。釣りの日本記録は高知県四万十川の下流で上がった魚拓寸138.2cm。夜行性で薄暮時から薄明時まで活動する。 成長したアカメは、主に沿岸のやや浅い海域に生息しており、雨上がりなどの増水時には、小魚を追い、河口や汽水域まで侵入してくる。幼魚は、河口や汽水域でコアマモという海草に隠れながら集団で生息する。

形態

成魚は背部が灰褐色、腹部が銀白色になるが、体長25cmまでの幼魚は暗褐色の地色に不規則な淡色模様をもつ。大きさは最大で1mを超え、30~40kgに達する。 体高が高く下あごが上あごよりも突出している。平時は黒い瞳をしているが、光の角度によりルビー色に見える。これは瞳孔に血液の色が反射して赤く見えるためである。よく似たバラマンディとは1984年まで同種と考えられていた。バラマンディとアカメの一番容易な見分け方は、臀鰭棘(でんききょく)の特徴で見分けられる。アカメは前から2番目の棘がわずかに長いが、バラマンディは3番目が最も長い。

食味

旬は春~夏にかけて。食用に適するのは50~70cmの中型で、1m以上の大型は味が落ちるという。刺身、天ぷら、フライ、ムニエルなどの料理方法に向いている。ウロコは非常に硬く大きい為、取りにくく、皮は厚くて丈夫。透明感のある白身。熱を通すとやや硬くしまる。美味しく食べる為には、釣り上げた直後に適切な処理を行うことがとても大事。持ち帰る際は、きちんと血抜きをしてシメてから持ち帰るように。たわしを使い、流水で流しながらヌルヌルを綺麗にこすり落とす。アカメの臭みの原因のひとつはこのヌルヌルと考えられる為、ウロコを落とす前と、ウロコをひいてからの2回はこの作業を行うと良い。 アカメの個体数が減少しているため、捕獲が禁止されている河川も多いので食用魚として出回ることはない。

釣種

防波堤,ソルトウォータールアーフィッシング

釣場

内湾,砂地,岩礁,河口

生息域

南日本