釣割

釣魚図鑑

ウッカリカサゴ

スズキ目 メバル科

宮城県から東シナ海にかけて分布している。沿岸の浅場にもいるが、カサゴよりも深い場所にいることが多い。サイズも大きくなり、全長は最大60cmに達するものもいるが、全長30cmに達していれば成魚である。カサゴと別種であることを「うっかり」見落としていたことが和名の由来。ウッカリカサゴは甲殻類や小魚、イカなどを捕食する肉食性の魚である。千葉県外房で「カンコ」、紀伊半島周辺で沖「ガシラ」などとも呼ばれている。 その他にも「オキガシラ」「オキボッコ」等の地方名をもつ。市場ではカサゴと同じように年中出回るが、旬は冬から春である。釣りの際、オニカサゴやタチウオと同じ内容のタックルで狙うことができる。

形態

カサゴと見た目が似ていることから以前は深場にすむカサゴと考えられていたが、1978年に種類が別のものとして分けられた。体色はカサゴと同様に赤みが強く、オレンジ色で明るいが、ウッカリカサゴは側線上方に、暗色で縁取りされている白く丸い斑点が無数に散らばっているのが特徴である。また、胸ビレの筋の数にも違いがあり、17~18本だとカサゴ、19本以上だとウッカリカサゴである。各ヒレには鋭いトゲがあるので扱う際には注意が必要である。ウッカリカサゴは口や頭部が大きく、深いところにいるものの方がより鮮やかな色味で、浅瀬にいるものは褐色がかった色味になる。

食味

内蔵以外は食べられる魚であるため刺身、煮付け、汁物、唐揚げ、焼き物などさまざまな料理に向いている。ウッカリカサゴの身は透明感があり脂のりの良い白身である。アラからはいい出汁が出るので、鍋にしても美味。鮮度が良いものは皮目を軽く炙った霜造りにするのがお勧め。ウッカリカサゴの身は筋肉質で歯ごたえがしっかりしていて、しっとりした身が特徴であるカサゴとはこの点で違いがある。うま味はカサゴに少し劣る。釣った場合はすぐに食すのではなく、3日ほど寝かせてから調理するとイノシン酸が出てうま味が増すと言われている。

釣種

釣り船

釣場

沖合,内湾,岩礁

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海