釣割

釣魚図鑑

キツネメバル

スズキ目 メバル科

北海道南部以南~九州南部、房総半島の日本海沿岸や、中部辺りまでの太平洋沿岸に分布している。水深50~100mまでの比較的浅い岩礁域に棲み、甲殻類や多毛類、大きくなると小魚などを捕食して生息する。市場では「マゾイ」と呼ばれることもある。メバルと同じく卵胎生で、晩秋~冬にかけて沖合で交尾し、春に沿岸に近づき、初夏に稚魚を産む成魚になるには4~5年かかるといわれ、寿命は約10年以上。キツネメバルは様々な方法で漁獲されているが、キツネメバルのみを狙った釣りや漁はなく、いろいろな魚と一緒に水揚げされるため、量は少ないが、市場では見かけることもある。食べて美味しい時期は晩秋~冬の時期である。

形態

体色は茶褐色もしくは黒褐色に黒っぽい小斑点が無数にあるものもいるが、中には白い斑点がまばらに散っているように見える個体もいる。これは生息環境によって大きく異なるものである。各ヒレは青みがかる。体側に幅の広い暗色横帯があり、眼の下に棘はなく、眼と眼の間の窪みは平坦で、尾ビレ後ろ側は丸い。背ビレの棘の数は12~13本という特徴をもつ。近縁のタヌキメバルとは生息域も重なり、非常によく似ており見分けが難しいが、尾ビレの後縁にはっきりとした白色帯がなければキツネメバル、あればタヌキメバルとされる。

食味

通年で味が落ちず、クセや臭みもない白身の魚。目に透明感があり、澄んでキレイなものが新鮮なキツネメバルである。産地以外では新鮮なものがなかなか手に入りづらいが、新鮮でさらに活け締めされたものは刺し身で食べると絶品である。キツネメバルを調理する際はできるだけ大型のものがよい。脂がのった白身からは甘みも感じられる。小さいものは昆布締めにしてお寿司のネタとして食べると美味。その他にも、塩焼きや、唐揚げ、煮付け、ムニエル、ワイン蒸しなど、様々な料理にして味を楽しむことができる。北海道では昆布で巻いて酒蒸しにした料理が喜ばれる。

釣種

釣り船

釣場

沖合,内湾,岩礁

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,オホーツク海