釣割

釣魚図鑑

ヤナギノマイ

スズキ目 メバル科

北海道から新潟までの日本海沿岸、北海道から岩手県までの太平沿岸、その他にも鳥取県や能登半島、神奈川県などでヤナギノマイが確認されている。温帯の海域に棲むメバル属の仲間で比較的浅瀬の砂地や岩礁帯の低層を好んで棲む。他のメバル属と同様、卵胎生で群れを作って行動し、イカ類やアミ類、魚類などを捕食する肉食性の魚である。4月~7月に産仔する。比較的名を知られている魚ではあるが、天然海域の成長過程や寿命などについてはあまり知られていない。北海道の沖釣りでは一般的なターゲットで、沖五目船でよく船が出ている。ルアー釣りでは、小さめの魚ながら、引きがとても強いため、釣り人からは人気が高い。ヤナギノマイのみを目的とした漁は無いが、底曳網漁などの際に交じり、市場に流通する。北海道ではよく水揚げされるため、安価で取引される。

形態

体色は個体差が激しいが赤褐色や茶褐色に近く、体側には形の定まっていない不明瞭な暗色斑紋がある。水流や水圧を感じ取る側線が目立つのがヤナギノマイの特徴。背ビレの棘の本数は13本で、頭には棘を持たない。また、涙骨の棘は目立たず、下顎にはウロコがない箇所がある。体形はやや細長い形をしており、尾ビレの後縁部分が少しへこんでいる。側線有孔鱗数が30枚前後なので、その点でエゾメバルやヤナギメバルと区別できる。体長は30cmほどまで成長する。

食味

冬の時期が旬。透明感のある白身の魚で、クセはなく血合いは薄い。鮮度の落ちるスピードが早いので刺し身にして食べるのは釣り人の特権である。刺し身で食べる際は、釣り上げてすぐに活け締めにするとよい。身が適度に締まり、血合いが弱いため見た目も綺麗で味わいが深くなる。その他主に煮付けや焼き物などの料理にに向いている。唐揚げにしても鱗や皮などが香ばしく、身にほんのり甘みがあり、お酒によく合う一品になる。また、汁物にしても、出汁がよく出て美味しい。

釣種

釣り船,磯,防波堤

釣場

沖合,内湾,砂地,岩礁

生息域

北日本,日本海,オホーツク海