釣割

釣魚図鑑

トゴットメバル

スズキ目 メバル科

岩手県・新潟県以南に分布。近縁のウスメバルより暖水性で、南日本に多い。そのため房総半島以北で釣れるのはウスメバルであることがほとんど。水深50m~100mほどのやや沖合の岩礁域に生息し、小魚や動物プランクトンを食べる。群れを作って生活する。釣りのターゲットとしても人気が高い。しかし見た目が酷似していることもあり、ウスメバルとともに「沖メバル」と呼ばれ混同されることもしばしば。年中釣ることができるが、盛期は冬から初春であるとされる。卵胎生であるので、卵を産むのではなく交尾によって体内受精する。その後ある程度の大きさまではメスが育て、約1ヶ月後に稚魚を数千匹産む。産出時の稚魚の大きさは約4~5mm程。

形態

体色は薄い橙色で体側上半部に明瞭な黒斑がある。黒斑の縁辺は丸い。黄色っぽい体色をした個体もいる。眼の斜め前下方の涙骨に鋭い2棘がある。また、名前の通り眼は大きく前方へ張り出している。メバルの仲間の中では小型の種類で、体長は15cm~25cmほどのものが一般的。下アゴが前方へ突き出ており受け口になっている。体型はメバル型であるのに対し、尾ビレの後方部分が深く湾入しているのも特徴の一つ。見た目はウスメバルに似るが、体表に持つ黒い斑紋が丸いのがトゴットメバルで、角張っているのがウスメバルであると見分けることができる。また鱗の数にも差がある。トゴットメバルは47~53で、52~56ほど持つウスメバルよりも少ない。

食味

クセのない白身の魚で、淡白な味わい。定番料理は煮付けだが、刺身、塩焼き、唐揚げ、ホイル焼きなどに様々な料理に調理される。新鮮なものを刺身で食す場合は、焼霜作りにするのがお勧め。皮を引いてしまうと淡白な味わいが故に少しもの足りなく感じてしまうからである。しかしトゴットメバルは他のメバルの仲間と違い、数日寝かさなくても美味しく食べられることができるのという利点を持つ。秋から冬に水揚げされたものがお勧め。身自体は非常に上質なので、熱を通してもかたくしまらない。身離れも良く甘みや甘みも感じることができるのが煮付けである。小型のものは、唐揚げや味噌汁などにするのが良い。トゴットメバルはじっくり揚げると丸ごと食すことができる。ふっくらとした身質をもつのも特徴である。

釣種

釣り船

釣場

沖合,岩礁

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海