釣割

釣魚図鑑

メイタガレイ

カレイ目 カレイ科

日本の北海道南部からの沿岸部と台湾、東シナ海北部に分布しており、水深100mより浅い砂泥底に棲む。小さな貝類や、ゴカイなどの多毛類、小さな甲殻類などの底生の小動物を捕食している。両目の間にある突起に触ると痛いこと(=目痛)や、両目の間に板状の突起があること(=目板)などが名前の由来と考えられている。眼が高く出ていることから別名で「メダカ(目高)」などとも呼ばれており、地方名も様々である。釣りで掛かることはあまりないが、底曳網で漁獲される。比較的に低水温を好む魚のため、釣りやすい時期は冬から春前までの寒い時期である。食味の旬は産卵の時期に向けて体力をつけている夏の終わり頃から秋頃がおすすめ。関西では好んで食されるが、関東ではそれほどでもない。

形態

体は大きく側扁し、上から見ると菱形のような形をしており、厚身で口が小さい。両目が右側にあり、目は突出していて両目の間からは板状の骨のような突起がある。カレイの中では小型の種類で、雌の方が雄よりも早く成長し、雄が最大27cm、雌が最大29cmまで成長する。目のある側の体色は茶色で、大きさがバラバラな暗褐色の小斑点が無数にある。眼のない側は臀ビレや尾びれの外縁以外は白一色である。光にとても敏感で、色素細胞を自分でコントロールすることができ、約15分~20分程で周囲に合わせて暗色や明色になったり、小石が混ざったような場所では小石模様まで表したりすることができる。ナメタカレイとよく似ているが、メイタガレイの体の小斑点の大きさや色が不規則であるのに対して、ナメタカレイの小斑点は規則正しく並んでいるので、そこで見分ける事ができる。

食味

鱗が薄く取りやすいが、季節によっては皮に臭みがあるので、調理をする前に皮をとってしまうことが多い。しかし身は透明感のある白身で、薄造りにした身を冷水に通して締めるとコリコリとして歯ごたえがよく、旬の時期のものは脂がのっていて絶品。火を通しても身が固くなりすぎないため、煮付けにしてもふっくらと仕上がり、甘みも感じられて美味である。その他にも唐揚げやフライ、ムニエル、更には干物や三枚におろしたあとの余った部分で潮汁や骨せんべいにしても美味しい。メイタガレイは表面に少しぬめりがあり、触れた際にしっかりと弾力があるものが新鮮で良い。また、黒目がはっきりとしているものや眼球に張りがあるもの、エラの色が鮮やかな赤色なものも新鮮である。

釣種

釣り船,筏・カセ,ボート

釣場

外洋,沖合,内湾,砂地

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海