釣割

釣魚図鑑

オオクチバス

スズキ目 サンフィッシュ科

本来はミシシッピ水系を中心とした北アメリカ南東部の固有種であるが、釣りや食用魚として移入され分布域の人為的拡大が著しい外来種である。多く生息しているのは河川などから隔離された沼などである。魚類や甲殻類などを捕食する肉食性で、体の大きなメスが多くの卵を産む。オオクチバス一匹あたりの産卵数は2,000~145,000個ほどあると言われているため、オオクチバスの数が増えすぎ、捕食による漁業被害が起こるのではないかと言われている。オオクチバスが活発に活動するのは春から秋にかけてで、冬は深いところで群れを作って生息している。一般的には「ブラックバス」と呼ばれ、寿命は平均で8年程度である。

形態

大きな特徴として、上顎よりも下顎が前方に突き出た非常に大きな口を持つ。成長すると背面が山なりに盛り上がる。体の中央部に褐色斑が連なって存在し、帯状に見えることもあれば、不明瞭なこともある。体長は30~50cmほどに達する。個体によってはコクチバスと見分けがつかないこともある。コクチバスとは上顎の後方部分の位置で見分けることが可能である。目よりも前方にあるものはコクチバスで、目よりも後方のものはオオクチバスである。また、オオクチバスのほうが体の幅が大きいのも特徴の一つである。

食味

癖のない淡白な白身で美味。ムニエルやフライがよく合うが淡水魚であるため、皮や浮袋は生臭い個体が多い。内蔵や鱗をきちんと取り除いてから調理するとさっぱりとした味わいを感じられ美味。それでも臭みが気になる場合は濃い目の味付けをするのがお勧め。また、さばく前にきれいな水を魚体の中に入れ体内にある泥を吐かせるとさらに匂いを軽減することができる。オオクチバスの身は他の白身魚に比べて脂肪分が低く、タンパク質が多いのでメタボリック症候群には効果的な魚である。アミノ酸やタウリンの含有量も高いので入院患者の食材としても利用されるほど。寄生虫の被害が報告されているので加熱調理して食べる必要がある。

釣種

バスフィッシング

釣場

淡水・川,池・湖沼

生息域

南日本,北日本