釣割

釣魚図鑑

コクチバス

スズキ目 サンフィッシュ科

オオクチバスは比較的温暖な流れの緩やかな場所を好んで生息しているが、コクチバスは冷水・流水を好む傾向がある。水がきれいなところの方が多く見られる。日本では河川の中流域に多く見られ、オオクチバスよりも生息流域が広いため再来生物への影響が危惧されている。オオクチバスと同じく特定外来生物として指定されており、河川の許可なく移動や運搬、または飼育などは禁止されているほか、再放流も制限されている河川が多い。オオクチバスと同様にコクチバスも、小魚やザリガニなどを捕食する肉食性である。釣魚としては優秀で、オオクチバスよりも引きが強い。

形態

体側は茶銅色、腹面は褐色がかった白色で有ることが多い。体側全体的に虎縞状の模様があり、この模様は興奮状態にあるときや、夜間の休息中に顕著に現れる。コクチバスはオオクチバスに比べ体高が高く鱗が細かく、口のサイズも小さいので上アゴの先が眼の下まで達しない。体長は30~50cm程度だが、体の大きなメスが卵を多く産む。抱卵数は平均的に一匹で5,000~14,000個である。オオクチバスとは違い回遊性があるので物陰でじっとしていることはない。

食味

流水域を好んで生息していることもあり、オオクチバスより食用に向く。鱗も細かく内臓も小さめなので捌きやすい。河川に生息する個体は身が締まっており、美味とされるが、日本ではあまり食用の魚として定着はしていない。皮や腹腔内の脂が熱を通しても青臭くならないという点でも、オオクチバスよりも食用に向いていると言える。アラなどから出汁はとれるが上質なものではないので、塩焼きや煮付けで調理するのがお勧め。ムニエルにするとタラとヒラメの中間のような味わいが楽しめる。身には寄生虫がついている可能性が高いため生食は控え、火をしっかりと通した調理法で食べるのが好ましい。

釣種

バスフィッシング

釣場

河口,淡水・川,池・湖沼

生息域

南日本,北日本