釣割

釣魚図鑑

ウグイ

コイ目 コイ科

沖縄をのぞく日本全国に分布し、「ハヤ」と呼ばれることも多い。河川の上流域から下流域まで幅広く生息している。群れをなして広範囲を泳ぎ回る。ウグイは雑食性なので藻や水生昆虫、小魚、甲殻類など何でも食べる。水質汚染にも強く、比較的都市部の汚染が激しい地域でも生きていくことが可能である。近縁のマルタウグイとよく交雑する。現在はオイカワやカワムツが増加し、ウグイは上流へと追いやられており、ウグイの生息数は減少傾向である。ウグイの大きさは最大で全長50cmに達するものもいるが、基本的には30cm前後のものが多い。年中を通して釣りを楽しむ事ができる。ウグイは誕生してから2~4年で成魚へと成長し寿命は長くても10年ほど。

形態

成魚は全長50cmの大きさにまで成長することもあるが、平均的なサイズは30cm程度。体形は細長い形をしている。焦げ茶色~褐色系の銀色の体色で、体側には黒い縦帯がある。春(産卵期)になるとオスは婚姻色といわれる朱色(オレンジ色)のラインが体の表面に現れ、美しい見た目になる。ウグイの鱗の数は37枚以下であることで他のウグイ類の魚と見分けることができる。尻びれは直線的なものもいる中で、ウグイは内側にへこんでいること、背ビレと腹ビレの始まる位置が同じであることも特徴の一つである。

食味

春から夏にかけては少し泥臭くなるが、冬は脂が乗って美味しい。ウグイの泥臭いと感じる部分は内臓や皮の部分であるのできれいに洗うなどの下処理をしっかり行うことが大変重要である。関東では食べられることは少ないが、滋賀県・長野県では盛んに食べられていた。しかし現在は食べる人は減少している。養殖のウグイは生食も可能だが、小骨が多い。ウグイを唐揚げや焼き魚にすると美味しい。鮮度が良いものであれば刺身として食べることも可能。旬は冬から春にかけてである。内蔵を取り出して甘辛く煮た甘露煮もウグイの有名な調理法である。寄生虫がいる場合があるので注意が必要である。

釣種

投げ,バスフィッシング,トラウトルアーフィッシング,フライルアーフィッシング,ヘラブナ

釣場

河口,淡水・川,池・湖沼

生息域

南日本,北日本