釣割

釣魚図鑑

ゲンゴロウブナ

コイ目 コイ科

淡水魚で本来は琵琶湖・淀川等の特産種だが、現在では人為放流によって日本全国に分布している。体高が高くなるように遺伝子操作された個体は成長が早く、ゲームフィッシュとして人気のため各地で養殖されている。釣り師の間では「ヘラブナ」と呼ばれることが多い。川の中にいる生物を水ごと飲み込むようにして食べ、その中から獲物のみをこしとるようにして捕食する。「ゲンゴロウブナ」という名前の由来は、日本昔話にもあるように漁師の源五郎が助けた女性の正体がフナで、その女性を追いかけて琵琶湖に飛び込むと源五郎自身もフナになってしまった時にできた種であるからであると言われている。成長が早く、寿命も比較的長い。

形態

体高が高く真横から見るとひし形の体型をしており、眼も若干下方についている。頭の後方にコブがあるようにもっこりと高くなっているのもゲンゴロウブナの特徴の一つ。一般的な体長は30~40cmほどだが、大きなものになると体長60cmに達するものもいる。体色は、背中側が褐色でお腹側は銀白色である。他のフナ類とは背ビレの軟条数が15~18本であるかどうかということと、鰓耙(さいは)が長く100本以上あるかどうかという点で見分けることができる。丸い胆嚢は誤ってつぶしてしまうととても苦いので扱う際は注意が必要である。鱗は大きく、皮には一定の厚みがある。

食味

食味は良くないが、コイよりは美味しいとされる。川魚の独特な臭みがあるが、養殖されたものはクセや臭みが無いので美味しい。体高は高いが、内蔵がほとんどを占めるので採れる身の部分はさほど多くない。薄くへぎ造りにすると白身魚の美味しさを楽しめる。鮒寿司の材料として使用されることもある。しかし、淡水魚には寄生虫が繁殖している可能性が非常に高いので生で食す際は十分に注意が必要である。焼き物や揚げ物にはあまり向かない。ゲンゴロウブナのアラや身から非常にいい出汁が出るので、味噌で煮込む「ふなこく」という料理がお勧めである。

釣種

ワカサギ

釣場

淡水・川,池・湖沼

生息域

南日本,北日本