釣割

釣魚図鑑

メゴチ

カサゴ目 コチ科

瀬戸内海及び南日本、東シナ海、台湾に分布しており、浅い海や水深100mまでの砂泥底に生息する魚である。主に小魚やカニ、エビを捕食する。エラ部分にある鋭い棘で刺される危険性があるため、つかむ際はメゴチバサミを用いると良い。「メゴチ」と呼ぶ点では同じであるが、ネズミゴチとは別種。産卵期は春から秋の間で、メスとオスはペアで海面あたりまで泳いで上がっていき、産卵する。浮性卵で約1ヶ月ほどで着底する。1年~2年程で成熟するが、寿命は2~3年と言われている。釣りでは1年中狙うことができる魚で、キス釣りなどの外道として釣れることが多い。よく釣れる時期としては産卵期で内湾の浅瀬の海にいる4月~11月頃。

形態

体は押しつぶされたような平らな形で、尾にかけて細くなっている。体色は背側が砂色~茶色で腹側が青白い色をしており、頭部と背中に小さな黒色や茶褐色に白っぽい斑が全体に散らばる。体長は約15~25cm前後まで大きくなる。目が大きく隆起していて、エラ部分も出っ張っているので、上から見た姿はユニークである。体表はヌメリがあり、エラ蓋の部分に鋭い棘がある。メゴチの口は下向きに開くようになっている。イネゴチに酷似しているが、メゴチは第1背ビレの縁が黒色ではないので、そこをポイントに見分けることができる。

食味

可食部は少ないが、身は透明感のある白身であっさりとしていて美味しい。冬~春が旬で、この時期は春の産卵期を迎えるにあたって栄養を豊富に蓄えている時期のため、より味わい深い。新鮮なものは刺し身で食べられ、プリッとした食感が堪能できる。刺し身で食べる際は冷蔵庫で一度冷やしてから食べるとよい。しかし、水分の多い魚でもあるので、白濁しやすく、火を通すと少し縮んでしまうので、じっくりと弱火で火を入れるのが調理のポイント。天ぷらでよく食べられている。その他にも煮付けや焼き物などにも向いている。メゴチは卵巣も美味である。

釣種

釣り船,投げ,ボート,ソルトウォータールアーフィッシング

釣場

沖合,内湾,砂地,河口

生息域

南日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,琉球列島